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如美地植物園(ヨミジシンムルウォン)

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美しい済州島の中でも、観光の中心地となっているのが中文観光団地と呼ばれる南海岸中央部の一帯。その名所の代表が如美地植物園です。89年の創立から20年の歴史をもち年間140万人の観光客を集めると言われます。

34000坪の広い敷地の中心は温室植物園。全体にひまわりの花をかたどったガラス張りの温室ですが、3800坪の広さは東洋最大の規模を誇ります。室内1200種、屋外800種の植物が四季折々の飾り付けを施され、見る人々の心に癒しと潤いを与えてくれます。

 

温室植物園は中央ホールを囲む形で5つのパーティションに仕切られ、テーマごとに花蝶園、水生植物園、多肉植物園、熱帯生態園、熱帯果樹園となっています。

 

【花蝶園】

熱帯、亜熱帯の植物300種類が展示されています。一年を通して、それぞれの季節の花が咲き乱れ、花の絶える時はありません。韓国で愛される胡蝶蘭を初め、アンデス山脈原産のベコニア、花の女王と言われるカトレアといった貴重な花々がふんだんに植えられています。

 

【水生植物園】

4つの池と人工滝を中心に熱帯、亜熱帯の各種の水生植物が植えられています。中でも、世界で一番大きな葉を持つビクトリアスイレンが目を引きます。

 

【多肉植物園】

アリゾナの乾燥地帯を想像させる空間に、サボテンに代表される多肉植物が美しく展示されています。数千種類もあると言われるサボテンの中でも王様格は金鯱(キンシャチ)。直径40〜50cmにもなる堂々たる風格で並んでいます。珍しいのは100年に一度花が咲くといわれるリュウゼツランで、最近では3年ほど前に咲きました。

 

【熱帯生態園】

熱帯の原生林を感じさせてくれるエリアです。熱帯の湿地帯に特有のマングローブ、ヤシ、モンステラが茂り、かつて紙の原料となったパピルスなど珍しい植物もあります。

 

【熱帯果樹園】

バナナ、マンゴー、パパイヤを初め40種類余りの南国の果物の展示場です。チョコレートの原料となるカカオやコーヒーの赤い実を初めて見る人も少なくありません。最大40kgにもなると言われるジャックフルーツも植えられています。

 

 

室内植物園の中心は38mの展望台でエレベーターを使って登るようになっていますが、山登りの好きな韓国の人達の為に螺旋階段でも登れるようになっています。晴れた日には漢拏山の勇姿とともに済州島の南半分のほぼ全貌を見渡すことができます。南西には文字通り韓国の最南端の島、馬羅島、加波島、兄弟島なども確認できます。 屋外植物園もテーマごとに、日本庭園、韓国庭園、イタリア庭園、フランス庭園と、植物園全体を取り囲むように配置されています。

 

【日本庭園】

日本のさまざまな名所を見ている私たちには、多少物足りなさを感じさせるのは仕方がありませんが、錦鯉の泳ぐ池、太鼓橋、休息のための東屋、枯山水園と力の入った造りとなっています。

 

【韓国庭園】

花草模様の瓦張り土塀で仕切られた内庭には、花階(階段状の花壇)、煙家(オンドル用煙突)があり、大門をくぐると、直線と曲線を調和させ韓半島をかたどった池が造られています。韓国の伝統的な東屋はこの池に浮かぶように造られました。池の周りにはボタン、シャクヤク、サンシュユなどが植えられてきました。

 

【イタリア庭園】

15世紀ごろのイタリアの庭園様式で造られ、全体に4角形の庭園の中央の軸線を中心に左右対称の幾何学的な建物のデザインが特徴です。ローマ近郊のオバタ噴水を再現したと言われる噴水はその水量からもとてもダイナミックです。

 

【フランス庭園】

ルネッサンス以降発達して来た平面幾何学式庭園で、東洋的庭園の特徴である自然美よりも、統制とバランス、対称美を強調するのがフランス庭園です。朝鮮ヒメツゲを用いた4つの模様花壇と童子像のある中央の池、フランス式東屋からなっています。イタリア庭園と同じ軸線を用いて造られ、東屋に立つとヨーロッパを旅する気分の一端を味わうことができます。

 

4つの庭園以外にも、3600坪のなだらかに傾斜する芝生広場、鉢型に作られ四季の花が一望できる針状園など、自然の中でゆったりとした憩いの時間を持てる静かな公園でもあります。

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